この絵は健康な歯と歯周組織の構造です。
まず、一番表面にあるのがエナメル質です。エナメル質は硬い組織ですが、プラークコントロールがうまくできていないと、酸により、溶かされて、虫歯になります。
その下にあるのは象牙質といい、エナメル質と比較すると軟らかく、虫歯が象牙質に進行すると、痛みを伴うようになります。象牙質の下には、歯髄という歯の神経があります。
歯根の周囲には歯根膜があります。歯根膜はいわゆる歯のクッションでかみ合わせの圧をやさしく包む役割があります。歯周病になるとまずこの部分に炎症がおこります。
そして歯槽骨です。歯槽骨は歯をしっかり支える役割があります。歯周病が進行すると歯槽骨が吸収(溶ける)して、歯がグラグラになります。 |
Clickすると拡大します |
患者さまにも、このような歯の構造を理解して頂くことが重要と考えます。 |
Copyright©歯周病予防検診室 医療法人社団仁優会 東京都豊島区南池袋2-48-2 セザール池袋1F |